体幹・腰部 理学療法評価aSLR骨盤荷重伝達障害 骨盤荷重伝達障害の評価とアプローチまとめ①〜判定基準(片脚立位テスト、ASLRテスト)〜 2023年2月16日 骨盤荷重伝達障害とは ある課題において要求されるアライメントやバイオメカニクス、もしくはコントロールが最適ではない状態を力の伝達不良(failed load transfer:FLT)¹⁾と呼びます。 「体重を乗せにくい」「下肢の筋力を発揮しにくい」ことを主訴とする機能異常は、骨盤荷重伝達障害(failed load ... Rui/forPT
体幹・腰部 理学療法リハビリアプローチ理学療法士 胸郭の理学療法まとめ⑤〜胸郭に対するアプローチ〜 2023年2月15日 胸郭に対するアプローチ 実際の臨床において、比較的簡単に行えるアプローチ例をご紹介します。 上部腹筋群および上腹部軟部組織のリラクゼーション 【目的】・上部腹筋群の過緊張緩和・胸椎伸展可動域拡大・下位胸郭横径拡張制限の改善【方法】胸郭横径拡張制限のある側の胸郭下縁を把持するように、腹側から背側に向かって手指をやや深く潜... Rui/forPT
体幹・腰部 理学療法評価アライメント胸郭 胸郭の理学療法まとめ④〜胸骨および胸郭アライメント評価、大胸筋の短縮テスト、胸骨下角のアライメント評価、後屈動作評価、呼吸評価〜 2023年2月15日 臨床における胸郭のアライメント評価や機能評価についてご紹介します。 胸骨および胸郭アライメント評価(前額面) 【胸骨側方傾斜の臨床評価】胸骨の側方傾斜を評価します。対象者の正面に位置し、胸骨の頸切痕と剣状突起に触れて前額面上の位置関係を観察します(図1)。目的に応じて、背臥位、座位、立位で評価します。 図1 胸骨の側方... Rui/forPT
体幹・腰部 理学療法胸郭運動機能解剖 胸郭の理学療法まとめ①〜骨構造、関節構造、運動〜 2023年2月15日 胸郭の骨構造 胸郭¹⁾²⁾は、胸骨、左右12対の肋骨および肋軟骨、12個の胸椎で構成されます(図1)。 図1 胸郭の骨構造①(正面) 第1〜7肋骨は、前方で肋軟骨を介して胸骨と関節構造をなしています。第8〜10肋骨は、仮肋と呼ばれ、直接胸骨には付着せずに第7肋軟骨に合流します(図2)。第1〜10肋骨は、後方で胸椎横突起... Rui/forPT
動作・歩行 理学療法評価理学療法士動作分析 立位前屈運動の知識と動作分析まとめ③〜動作分析の3ポイント、実践動画解説〜 2023年2月12日 立位前屈運動の動作分析の3ポイント 鈴木ら¹⁾は、適切な前屈運動に必要な因子として、以下の3点をあげています。 【適切な前屈運動に必要な因子】¹⁾①運動初期に起こる頭部前屈と胸椎屈曲②(頸椎・胸椎の動きに続いて起こる)腰椎屈曲と十分な骨盤前傾③ 前屈運動終末の骨盤前方並進運動 ①運動初期に起こる頭部前屈と胸椎屈曲 脊柱... Rui/forPT
動作・歩行 理学療法運動学前屈バイオメカニクス 立位前屈運動の知識と動作分析まとめ②〜バイオメカニクス、動作パターン〜 2023年2月11日 立位前屈運動のバイオメカニクスと動作パターン 立位から前屈最終域まで 健常な成人では、約60°の股関節屈曲とほぼ同時に約45°の腰椎屈曲が生じる¹⁾²⁾とされています。 【腰椎骨盤リズムのバリエーション】 腰椎骨盤リズムのバリエーションとして、3パターンが挙げられています(図1)。 図1 立位前屈動作中の腰椎骨盤リズム... Rui/forPT
動作・歩行 理学療法評価運動学動作分析 立位前屈運動の知識と動作分析まとめ①〜腰椎の可動域、腰椎骨盤リズム〜 2023年2月11日 立位前屈運動を評価する意義 立位前屈運動評価は、臨床において実施頻度の多い評価方法の一つになります。 主な目的としては、下肢後面(ハムストリングスなど)の柔軟性評価、脊柱の可動性評価¹⁾、腰背部痛の疼痛再現などが挙げられます。 有名な評価手段として、指先と床との距離を測定する指床間距離(finger floor dis... Rui/forPT
姿勢 理学療法アライメント正常大腿骨 姿勢・アライメントの基準まとめ⑤〜大腿骨前捻角、膝蓋骨、下腿過外旋、距骨〜 2023年1月4日 大腿骨前捻角の臨床評価 大腿骨前捻角の臨床評価では、Craig’s Test(クレイグテスト)が広く使われています(図1)。 Craig's Testは、腹臥位にて大転子が側方に最も隆起する股関節内旋角度を測定します。正常値は、 約15〜20°¹⁾とされています。 図1 Craig Test(クレイグテスト)2)より画... Rui/forPT
姿勢 理学療法評価アライメント骨盤 姿勢・アライメントの基準まとめ④〜胸骨下角、骨盤前後傾、骨盤帯マルアライメント〜 2023年1月4日 胸骨下角のアライメント評価 胸骨下角とは、左右の下部肋骨のなす角度になります(図1)。正常では、70~90°(左右それぞれ35~45°)¹⁾²⁾とされています。 図1 胸骨下角のアライメント 胸骨下角の狭小は、75°以下とされ、外腹斜筋の過緊張や短縮が原因³⁾として挙げられています。 胸骨下角の拡大は、100°以上とさ... Rui/forPT
姿勢 理学療法評価アライメント正常 姿勢・アライメントの基準まとめ③〜上腕骨前方偏位、上腕骨上方偏位、肩甲骨、肘関節〜 2023年1月4日 上腕骨のアライメント評価 上腕骨前方偏位の臨床評価 上腕骨頭は通常、肩峰に対して上腕骨頭の直径が前方偏位1/3以内に位置する¹⁾²⁾とされています(図1)。 つまり、肩峰に対して、上腕骨頭の直径が1/3以上前方に位置する場合、前方偏位と判断されます。 図1 上腕骨前方偏位のアライメント評価 臨床では、肩峰の前方と後方、... Rui/forPT