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足関節の理学療法まとめ①〜足部の機能解剖学とアーチ構造〜
足部の機能解剖学 足部の骨と部位 足部は、7つの足根骨(踵骨、距骨、楔状骨、立方骨、舟状骨)と5本の中足骨と14個の趾骨の計26個の骨で構成されます(図1)。 図1 足部の骨名称(右側) 足部は、後足 ...
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股関節の理学療法まとめ⑤〜股関節運動のend feelと緊張する組織、ポジションの違いで作用が変化する筋肉〜
股関節運動のend feelと緊張する組織 他動的な股関節運動のend feelで緊張する組織を以下に挙げます(図1)。 図1 他動的な股関節運動のend feelで緊張する組織一覧1、2)を参考に作 ...
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股関節の理学療法まとめ④〜股関節を制動する靭帯と付着する筋肉〜
股関節を制動する靭帯と伸長肢位 股関節の関節包を補強する靭帯には、腸骨大腿靱帯、恥骨大腿靱帯、坐骨大腿靱帯があります(図1)。 図1 股関節の靱帯Iliofemoral:腸骨大腿靱帯,Pubofemo ...
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股関節の理学療法まとめ③〜レントゲン画像〜
股関節のレントゲン画像 股関節のレントゲン画像では、CE角、Sharp角、shenton線、クロスオーバーサインといった指標を見て読み取れるとよいでしょう。 CE角 CE角とは、骨頭中心を通る垂線と骨 ...
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股関節の理学療法まとめ②〜骨頭求心位の重要性、臼蓋形成不全と股関節痛、骨盤傾斜と股関節の接地面積〜
股関節骨頭求心位の重要性 股関節では、寛骨臼に対して大腿骨頭が求心位を保った状態で活動・機能することが重要です。 臼蓋形成不全やFAI、アライメント異常などの構造的問題、股関節周囲の軟部組織の滑走性低 ...
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股関節の理学療法まとめ①〜股関節周囲の疼痛原因一覧、大腿骨寛骨臼インピンジメント症候群(FAI)、グローインペイン症候群(鼠径部痛)〜
股関節周囲の疼痛原因一覧 股関節周囲で疼痛を引き起こす原因¹⁾には以下が挙げられています。 【股関節前面】・肉離れ(内転筋、大腿四頭筋、腸腰筋、腹直筋)・腸腰筋滑液包炎、腸恥包炎・鼠径ヘルニア・恥骨結 ...
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頸部痛の整形外科テスト〜頸椎ストレステスト・緩和テスト、椎骨動脈の循環評価、胸郭出口症候群の徒手検査法〜
頸椎ストレステストおよび緩和テスト 【Spurling's test(スパーリングテスト)】 検査方法 対象者は、頸部を検査側に側屈(または+対側回旋)をします。検査者は、対象者の頭部を上方から下方に ...
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頸部痛の理学療法まとめ②〜頸椎の可動域、カップルドモーション、上半身質量中心および座圧中心と頸椎アライメントの関連性〜
2022/6/12 カップルドモーション, 可動域, 座位デスクワーク, 理学療法, 頸椎
頸椎の可動域 頸椎は7つ存在し(図1)、C0〜C2を上位頸椎、C3〜C7を下位頸椎と呼びます。 図1 頸椎のイラスト 頸部の運動には、屈曲・伸展、側屈、回旋があり、上位胸椎(T1〜T4)とも協調して動 ...
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頸部痛の理学療法まとめ①〜頸部の解剖学、リスク管理(red flags)〜
頸部の解剖学 頸部の区分と筋肉 頸部は、前頸部、胸鎖乳突筋部、外側頸三角部(後頸三角)、後頸部に分けられます¹⁾²⁾(図1、2)。 図1 頸部の区分と筋肉1)より画像引用 前頸部は、両側の胸鎖乳突筋前 ...