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肩関節の理学療法まとめ③〜肩関節痛に対する治療的評価法(疼痛減弱テスト)〜
肩関節痛に対する治療的評価法 棘上筋誘導 【方法】対象者には、一度肩関節挙上運動を行ってもらい肩甲骨運動の軌道を観察しておきます。次に、検査者は後方に位置し片方の第2〜4指腹を検査側上肢の棘上筋に軽く ...
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肩関節の理学療法まとめ②〜大結節通路、制限因子〜
肩関節屈曲と外転の動作時痛に関する特徴の違い 肩関節屈曲と外転の動作時痛では、それぞれの特徴や原因の違いを押さえておきましょう。 具体的には、大結節の通路と制限因子の違いに着目します。 大結節の通路の ...
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骨盤荷重伝達障害の評価とアプローチまとめ②〜ASLRの機能解剖学的調査〜
ASLRの機能解剖学的調査 ASLRの機能解剖学的調査についてご紹介します。 ASLRにおける主観的な下肢の重さと下肢・体幹筋活動の関係 岡本ら¹⁾は、11名の男性健常者を対象とした調査で、ASLR時 ...
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骨盤荷重伝達障害の評価とアプローチまとめ①〜判定基準(片脚立位テスト、ASLRテスト)〜
骨盤荷重伝達障害とは ある課題において要求されるアライメントやバイオメカニクス、もしくはコントロールが最適ではない状態を力の伝達不良(failed load transfer:FLT)¹⁾と呼びます。 ...
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胸郭の理学療法まとめ④〜胸骨および胸郭アライメント評価、大胸筋の短縮テスト、胸骨下角のアライメント評価、後屈動作評価、呼吸評価〜
臨床における胸郭のアライメント評価や機能評価についてご紹介します。 胸骨および胸郭アライメント評価(前額面) 【胸骨側方傾斜の臨床評価】胸骨の側方傾斜を評価します。対象者の正面に位置し、胸骨の頸切痕と ...
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立位前屈運動の知識と動作分析まとめ③〜動作分析の3ポイント、実践動画解説〜
立位前屈運動の動作分析の3ポイント 鈴木ら¹⁾は、適切な前屈運動に必要な因子として、以下の3点をあげています。 【適切な前屈運動に必要な因子】¹⁾①運動初期に起こる頭部前屈と胸椎屈曲②(頸椎・胸椎の動 ...
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立位前屈運動の知識と動作分析まとめ①〜腰椎の可動域、腰椎骨盤リズム〜
立位前屈運動を評価する意義 立位前屈運動評価は、臨床において実施頻度の多い評価方法の一つになります。 主な目的としては、下肢後面(ハムストリングスなど)の柔軟性評価、脊柱の可動性評価¹⁾、腰背部痛の疼 ...
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姿勢・アライメントの基準まとめ④〜胸骨下角、骨盤前後傾、骨盤帯マルアライメント〜
胸骨下角のアライメント評価 胸骨下角とは、左右の下部肋骨のなす角度になります(図1)。正常では、70~90°(左右それぞれ35~45°)¹⁾²⁾とされています。 図1 胸骨下角のアライメント 胸骨下角 ...
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姿勢・アライメントの基準まとめ③〜上腕骨前方偏位、上腕骨上方偏位、肩甲骨、肘関節〜
上腕骨のアライメント評価 上腕骨前方偏位の臨床評価 上腕骨頭は通常、肩峰に対して上腕骨頭の直径が前方偏位1/3以内に位置する¹⁾²⁾とされています(図1)。 つまり、肩峰に対して、上腕骨頭の直径が1/ ...
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姿勢・アライメントの基準まとめ②〜側弯症、鎖骨アライメント、上腕骨アライメント〜
側弯症の臨床評価 脊柱側弯症は、脊柱が側方に弯曲し、椎体の側方転位と回旋を伴う病態¹⁾です(図1)。 図1 側弯症患者の背面と脊柱変形2)より画像引用 臨床評価としては、立位または座位にて脊椎棘突起の ...