姿勢 理学療法評価アライメント肘関節 姿勢・アライメントの基準まとめ③〜上腕骨前方偏位、上腕骨上方偏位、肩甲骨、肘関節〜 2023年1月4日 上腕骨のアライメント評価 上腕骨前方偏位の臨床評価 上腕骨頭は通常、肩峰に対して上腕骨頭の直径が前方偏位1/3以内に位置する¹⁾²⁾とされています(図1)。 つまり、肩峰に対して、上腕骨頭の直径が1/3以上前方に位置する場合、前方偏位と判断されます。 図1 上腕骨前方偏位のアライメント評価 臨床では、肩峰の前方と後方、... Rui/forPT
姿勢 理学療法評価アライメント上腕骨 姿勢・アライメントの基準まとめ②〜側弯症、鎖骨アライメント、上腕骨アライメント〜 2023年1月4日 側弯症の臨床評価 脊柱側弯症は、脊柱が側方に弯曲し、椎体の側方転位と回旋を伴う病態¹⁾です(図1)。 図1 側弯症患者の背面と脊柱変形2)より画像引用 臨床評価としては、立位または座位にて脊椎棘突起の触診によるアライメント評価やAdam's test(前屈テスト)が挙げられます(図2)。 図2 側弯症患者の背面、前屈テ... Rui/forPT
姿勢 理学療法評価アライメント正常 姿勢・アライメントの基準まとめ①〜立位姿勢の理想的なアライメント、良い姿勢の判断基準姿勢、頭部前方位〜 2023年1月4日 立位姿勢の理想的なアライメント 安静立位とは、自発的な身体動揺が少ない、姿勢を乱すような重力の影響が最小、筋活動やエネルギー消費が最小¹⁾であることが挙げられています。この安静立位(立位姿勢)における理想的なアライメントは、1889年にBrauneとFischerによって示されています。 以下は、矢状面および前額面にお... Rui/forPT
足関節 理学療法治療インソールテーピング 足関節の理学療法まとめ⑥〜足関節周囲の疼痛に対するテーピングとPAD〜 2022年9月16日 足関節周囲の疼痛に対するテーピングとインソールPAD 足関節周囲の疼痛に対して、テーピングやインソールPADを貼付する目的には以下の3つが挙げられます。 【足関節周囲の疼痛にテーピングおよびインソールPADを貼付する目的】①疼痛改善(メカニカルストレスの軽減)②動きの改善③アライメントの矯正(インソールPADのみ) ①... Rui/forPT
足関節 理学療法触診足関節動画 足関節の理学療法まとめ⑤〜足部の骨触診〜 2022年9月16日 足部の骨触診 距骨の触診 距骨は、足関節前面で、脛骨の真下(足関節くぼみの下)や脛骨内果の前方部で触れることができます(図1)。 図1 距骨の位置(右足内側および前方より観察) 距骨の内外側を把持するように触察することで、回内足と回外足の判断をするのに役立ちます。 自分の足で『距骨』を触診してみましょう🎥... Rui/forPT
足関節 理学療法評価足部扁平足 足関節の理学療法まとめ④〜FPIー6による回内足/回外足の判断〜 2022年9月16日 FPIー6は足部が回内足なのか、回外足なのかを点数化し判断する指標です。6つの検査項目があります。再現性が高く、歩行中のアライメントを中等度反映できるとされています。以下、FPI-6の評価項目になります。 FPI–6(回内足・回外足の判断) ①距骨の触診 足関節の前方で距骨頭を触診します。距骨下関節が回内すると内側で、... Rui/forPT
足関節 理学療法足関節leg heel angle後足部角 足関節の理学療法まとめ③〜leg heel angle、後足部角、feiss line、後足部のアライメントタイプ〜 2022年9月12日 足部の評価指標 leg heel angle(下腿踵骨角) leg heel angle(下腿踵骨角)は、下腿の二等分線(またはアキレス腱の延長線)と踵骨の二等分線がなす角度です(図1)。 図1 leg heel angle 距骨下関節の回内・回外の程度を反映していると考えられています。ただし、leg heel ang... Rui/forPT
足関節 理学療法歩行足関節運動連鎖 足関節の理学療法まとめ②〜足部の運動学、運動連鎖、歩行における距骨下関節運動〜 2022年9月9日 足部の運動学 足関節の運動には、底屈、背屈、内転、外転、回内、回外があります。また複合運動として、内返し(底屈・内転・回外)と外返し(背屈・外転・回内)があります。 距腿関節の運動 足関節の底屈および背屈運動は、ほぞ穴構造を有する距腿関節が主となり行われます(図1)。 図1 距腿関節の運動 距骨下関節の運動 距骨下関節... Rui/forPT
足関節 理学療法足関節機能解剖学ウィンドラス機構 足関節の理学療法まとめ①〜足部の機能解剖学とアーチ構造〜 2022年9月9日 足部の機能解剖学 足部の骨と部位 足部は、7つの足根骨(踵骨、距骨、楔状骨、立方骨、舟状骨)と5本の中足骨と14個の趾骨の計26個の骨で構成されます(図1)。 図1 足部の骨名称(右側) 足部は、後足部(踵骨、距骨)、中足部(舟状骨、立方骨、楔状骨)、前足部(中足部、基節骨、中節骨、末節骨)の3つに分けられます(図2)... Rui/forPT
股関節 理学療法筋肉解剖股関節 股関節の理学療法まとめ⑤〜股関節運動のend feelと緊張する組織、ポジションの違いで作用が変化する筋肉〜 2022年6月15日 股関節運動のend feelと緊張する組織 他動的な股関節運動のend feelで緊張する組織を以下に挙げます(図1)。 図1 他動的な股関節運動のend feelで緊張する組織一覧1、2)を参考に作成 上記は、解剖学的肢位から各運動方向に動かした時のend feelになります。 梨状筋が股関節屈曲60°位から外旋→内... Rui/forPT