肩関節 理学療法評価肩関節整形外科テスト 肩関節の徒手検査法まとめ②〜肩関節不安定性の疼痛誘発テスト〜 2022年5月8日 肩関節前方不安定性のテスト apprehension test(アプリヘンジョンテスト) 【検査手技】被験者は肩関節90°外転、内旋位とします。検者は、一方の手で肩甲骨を固定し、もう一方の手で前腕遠位部を把持します。そこから他動的に肩関節を最大外旋させたうえで、肩甲骨を固定している手で上腕骨頭を前方に押し出す力を加え... Rui/forPT
肩関節 理学療法評価肩関節整形外科テスト 肩関節の徒手検査法まとめ①〜感度・特異度、上腕二頭筋長頭腱・腱板の疼痛誘発テスト〜 2022年5月8日 感度・特異度とは 感度とは、検査で正しく陽性と判断される割合を言います。感度が高いということは「陽性の者を陽性と正しく判定する可能性が高い」ということになります¹⁾。これはつまり、感度が高い検査における陰性は、その可能性を強く否定できることになります(除外診断)。 特異度とは、検査で正しく陰性と判断される割合を言います... Rui/forPT
仙腸関節・骨盤 理学療法評価仙腸関節体幹 仙腸関節の理学療法まとめ⑤〜仙腸関節障害の理学療法評価Ⅱ〜 2022年1月2日 仙腸関節障害の理学療法評価Ⅱ 股関節伸展運動を用いた仙腸関節の安定性機能評価 大殿筋と対側の広背筋には、筋膜連結があります。 例えば、左側の大殿筋は、胸腰筋膜後葉の浅層を介して右側の広背筋と繋がっています(下図参照)。 大殿筋と対側の広背筋の筋膜連結1)より画像引用一部改変 そして、大殿筋と対側の広背筋の筋膜連結が正常... Rui/forPT
仙腸関節・骨盤 理学療法評価仙腸関節ニューテーション 仙腸関節の理学療法まとめ④〜仙腸関節障害の理学療法評価〜 2021年10月13日 仙腸関節障害の理学療法評価 問診による疼痛部位の聴取 問診によって疼痛部位を聴取することで、仙腸関節痛の可能性をある程度予測することができます。仙腸関節痛または仙腸関節障害由来の疼痛を生じるのは以下の黒またはグレーで囲った部位になります(図1)。 図1 仙腸関節由来の疼痛部位100例1)より画像引用一部改変 特に、PS... Rui/forPT
姿勢 理学療法評価アライメント骨盤 姿勢評価の基礎まとめ③〜矢状面における骨盤帯の姿勢評価方法〜 2021年10月8日 矢状面における骨盤帯の姿勢評価方法 姿勢評価において、上半身と下半身をつなぐ骨盤帯に着目することは臨床上とても意義があります。 矢状面における姿勢観察で骨盤帯を見るポイントは以下の2点です。 矢状面における姿勢観察で骨盤帯を見るポイント1.足部と骨盤の位置関係(変位)を見る2.骨盤の前後傾(傾斜)を見る 1.足部と骨盤... Rui/forPT
姿勢 理学療法評価リハビリ姿勢 姿勢評価の基礎まとめ②〜姿勢分類のセルフチェック方法と姿勢評価のポイント〜 2021年10月8日 姿勢分類のセルフチェック方法 素足で壁から5cmほど離してまっすぐ立ち、壁に頭部、背部、臀部をしっかりとくっつけて、壁と腰のすき間に手のひらをいれます。 手の平一枚分がぴったり入るのが理想的な骨盤の傾き¹⁾を表します。 すき間に余裕がある場合は、骨盤の前傾を表します。さらに、頭部の前方変位および胸椎後弯を伴う場合はカイ... Rui/forPT
姿勢 理学療法評価姿勢分類 姿勢評価の基礎まとめ①〜理想的な立位姿勢と姿勢分類と特徴〜 2021年10月6日 理想的な立位姿勢 理想的な立位姿勢とは、身体動揺が少ない、姿勢を乱すような重力の影響が最小、筋活動やエネルギー消費が最小¹⁾である姿勢のことを言います。 理想的な立位姿勢は1889年にBrauneとFischerによって示されています。以下は、矢状面における理想的な立位姿勢アライメントになります(図1)。 図1 矢状面... Rui/forPT
動作・歩行 理学療法評価理学療法士歩行分析 歩行分析の実践コース④〜膝関節lateral thrust(外側動揺)のみかた〜 2021年10月5日 膝関節のlateral thrust(外側動揺)のみかた 膝関節が内反して外側へ動揺する現象をlateral thrust(外側動揺)と呼びます。 変形性膝関節症(内反OA)の方によくみられる歩行の異常パターンの一つです。lateral thrustは膝OAグレードの相関を認められたり、膝OA進行のリスク因子として挙げ... Rui/forPT
動作・歩行 理学療法評価理学療法士歩行分析 歩行分析の実践コース①〜全体像の実践的なみかた〜 2021年10月5日 歩行の「全体像」の実践的なみかた 歩行の全体像をみるには、以下のようなチェックポイントを押さえておくと良いです。 歩行の全体像をみる際のチェックポイント1,2)を参考に作成 この中でも、より臨床に即して以下の3点に的を絞って観察する方法をオススメします。 【臨床に即した歩行の全体像をみるポイント】・流動性・リズム・過剰... Rui/forPT
動作・歩行 理学療法評価歩行分析歩行 歩行分析の基礎まとめ①〜歩行周期、各相の役割、正常歩行の各関節角度〜 2021年10月4日 歩行周期とは 歩行周期は、同側の足の初期接地から次の初期接地まで¹⁾と定義されます。 歩行周期において、立脚期は60%、遊脚期は40%を占めます。 立脚期には、初期接地(initial contact:以下IC)、荷重応答期(loading response:以下LR)、立脚中期(mid stance:以下Mst)、立... Rui/forPT