姿勢 理学療法アライメント正常大腿骨 姿勢・アライメントの基準まとめ⑤〜大腿骨前捻角、膝蓋骨、下腿過外旋、距骨〜 2023年1月4日 大腿骨前捻角の臨床評価 大腿骨前捻角の臨床評価では、Craig’s Test(クレイグテスト)が広く使われています(図1)。 Craig's Testは、腹臥位にて大転子が側方に最も隆起する股関節内旋角度を測定します。正常値は、 約15〜20°¹⁾とされています。 図1 Craig Test(クレイグテスト)2)より画... Rui/forPT
姿勢 理学療法評価アライメント骨盤 姿勢・アライメントの基準まとめ④〜胸骨下角、骨盤前後傾、骨盤帯マルアライメント〜 2023年1月4日 胸骨下角のアライメント評価 胸骨下角とは、左右の下部肋骨のなす角度になります(図1)。正常では、70~90°(左右それぞれ35~45°)¹⁾²⁾とされています。 図1 胸骨下角のアライメント 胸骨下角の狭小は、75°以下とされ、外腹斜筋の過緊張や短縮が原因³⁾として挙げられています。 胸骨下角の拡大は、100°以上とさ... Rui/forPT
姿勢 理学療法評価アライメント肘関節 姿勢・アライメントの基準まとめ③〜上腕骨前方偏位、上腕骨上方偏位、肩甲骨、肘関節〜 2023年1月4日 上腕骨のアライメント評価 上腕骨前方偏位の臨床評価 上腕骨頭は通常、肩峰に対して上腕骨頭の直径が前方偏位1/3以内に位置する¹⁾²⁾とされています(図1)。 つまり、肩峰に対して、上腕骨頭の直径が1/3以上前方に位置する場合、前方偏位と判断されます。 図1 上腕骨前方偏位のアライメント評価 臨床では、肩峰の前方と後方、... Rui/forPT
姿勢 理学療法評価アライメント上腕骨 姿勢・アライメントの基準まとめ②〜側弯症、鎖骨アライメント、上腕骨アライメント〜 2023年1月4日 側弯症の臨床評価 脊柱側弯症は、脊柱が側方に弯曲し、椎体の側方転位と回旋を伴う病態¹⁾です(図1)。 図1 側弯症患者の背面と脊柱変形2)より画像引用 臨床評価としては、立位または座位にて脊椎棘突起の触診によるアライメント評価やAdam's test(前屈テスト)が挙げられます(図2)。 図2 側弯症患者の背面、前屈テ... Rui/forPT
姿勢 理学療法評価アライメント正常 姿勢・アライメントの基準まとめ①〜立位姿勢の理想的なアライメント、良い姿勢の判断基準姿勢、頭部前方位〜 2023年1月4日 立位姿勢の理想的なアライメント 安静立位とは、自発的な身体動揺が少ない、姿勢を乱すような重力の影響が最小、筋活動やエネルギー消費が最小¹⁾であることが挙げられています。この安静立位(立位姿勢)における理想的なアライメントは、1889年にBrauneとFischerによって示されています。 以下は、矢状面および前額面にお... Rui/forPT
姿勢 理学療法評価アライメント骨盤 姿勢評価の基礎まとめ③〜矢状面における骨盤帯の姿勢評価方法〜 2021年10月8日 矢状面における骨盤帯の姿勢評価方法 姿勢評価において、上半身と下半身をつなぐ骨盤帯に着目することは臨床上とても意義があります。 矢状面における姿勢観察で骨盤帯を見るポイントは以下の2点です。 矢状面における姿勢観察で骨盤帯を見るポイント1.足部と骨盤の位置関係(変位)を見る2.骨盤の前後傾(傾斜)を見る 1.足部と骨盤... Rui/forPT
姿勢 理学療法評価リハビリ姿勢 姿勢評価の基礎まとめ②〜姿勢分類のセルフチェック方法と姿勢評価のポイント〜 2021年10月8日 姿勢分類のセルフチェック方法 素足で壁から5cmほど離してまっすぐ立ち、壁に頭部、背部、臀部をしっかりとくっつけて、壁と腰のすき間に手のひらをいれます。 手の平一枚分がぴったり入るのが理想的な骨盤の傾き¹⁾を表します。 すき間に余裕がある場合は、骨盤の前傾を表します。さらに、頭部の前方変位および胸椎後弯を伴う場合はカイ... Rui/forPT
姿勢 理学療法評価姿勢分類 姿勢評価の基礎まとめ①〜理想的な立位姿勢と姿勢分類と特徴〜 2021年10月6日 理想的な立位姿勢 理想的な立位姿勢とは、身体動揺が少ない、姿勢を乱すような重力の影響が最小、筋活動やエネルギー消費が最小¹⁾である姿勢のことを言います。 理想的な立位姿勢は1889年にBrauneとFischerによって示されています。以下は、矢状面における理想的な立位姿勢アライメントになります(図1)。 図1 矢状面... Rui/forPT