梨状筋は、坐骨神経痛や非特異的腰痛の治療ターゲットになることが非常に多いです。 解剖学的肢位における梨状筋の作用は、股関節の外旋、伸展、外転であり、外旋が最も強い作用です。 ですが、、、 股関節の屈曲角度増加に伴い、外旋→内旋に作用が変わるという大きな特徴があります1)。 具体的には、 『股関節屈曲0°位では、外旋作用...
Rui/forPT
理学療法士(PT)修士課程卒
総合病院、デイケア、脳神経外科病院で経験を積み、
整形外科クリニック勤務を機に情報発信を開始。
論文投稿歴あり
Rui/forPTの記事一覧
結帯動作の獲得に難渋していませんか? 肩関節拘縮のある患者さんを担当し、懸命な理学療法を続けた結果、見事に肩が上がるようになった! その時に、、、 「先生、肩は上がるようになったのですが、背中に回すとまだ痛いんです」 こういった症例を経験したことはないでしょうか? 結帯動作の制限は、肩関節疾患のラスボスとして君臨するこ...
🔻新・臨床WEBサービス「forPT ONLINE」無料体験実施中!🔻 姿勢評価は、理学療法士にとって必須のスキルのひとつです。 今回は、理想的な立位姿勢をご紹介します。 そもそも理想的な立位姿勢とは、 身体動揺が少ない 姿勢を乱すような重力の影響が最小 筋活動やエネルギー消費が最小 ...
膝の裏に痛みを抱える患者さんって多くないですか? 整形やスポーツ領域に携わる理学療法士なら多く経験するのではないでしょうか。 これは、いわゆる膝窩部痛と呼ばれるものです。 この膝窩部痛ですが、いったい何が痛いのかわかりますか? 膝窩には神経、血管、筋肉、靭帯、脂肪、骨、半月板、滑液、関節包など、たくさん詰まっています。...
非特異的腰痛の原因のひとつに、仙腸関節障害が挙げられます。 実際の臨床では、仙腸関節に問題を抱える患者さんはかなり多いです。 今回は、 これは仙腸関節障害による痛みだ! と判断するための評価方法についてご紹介します。 まず、仙腸関節障害を疑うのは、以下の部位に患者さんが痛みを訴えた時になります。 仙腸関節由来の疼痛10...
肩関節には、5種類あります。 『肩関節』と聞いて、一般に想像するのが肩甲上腕関節ですが、あくまで5つあるうちの1つに過ぎません。 理学療法士であればそんなこと当然知っている、、、 とおっしゃる方もいるかもしれませんが、ぱっとすぐに5つ想像できますか? 今回は5つの肩関節を整理していきます。 まず、肩関節は3つの解剖学的...