「力を抜いて下さい」ってよく患者さんに言ってませんか? そうは言っても、なかなか力みが抜けないのが患者さんですよね。 そもそも患者さんは、力が入っているという自覚が無いことも、よくあります。 セラピストがROMex.やストレッチを行うときには、すごくやっかいです。 この「力み」は、筋緊張の異常(亢進)と考えられます。 ...
Rui/forPT
理学療法士(PT)修士課程卒
総合病院、デイケア、脳神経外科病院で経験を積み、
整形外科クリニック勤務を機に情報発信を開始。
論文投稿歴あり
Rui/forPTの記事一覧
梨状筋だけストレッチしていませんか? これは一例ですが、 梨状筋症候群の患者に対して、梨状筋のストレッチだけ行っても必ずしも良くはなりません。 梨状筋よりも下方にある内閉鎖筋や上・下双子筋で坐骨神経の圧迫を受けるケースもあります1)。 この場合は、内閉鎖筋や上・下双子筋にアプローチしなければ症状の改善は得られないのです...
体幹機能を評価するって難しくないですか? そもそもどう評価したら良いかわからない という理学療法士も多いのではないでしょうか。 体幹の評価方法には、 体幹筋持久力を評価する trunk flextionテスト や trunk extensionテスト、side bridgeテスト... 体幹安定性を評価する Sahrm...
本日発売された"五十肩の評価と運動療法"を待ちわびていた理学療法士は多いのではないでしょうか? "運動と医学の出版社"から刊行される本は、今や大人気です。 理学療法士なら手元に一冊はあるのではないでしょうか。 さて今回は、"五十肩の評価と運動療法"を購入する気まんまんで、さっそく本屋で手にとってみたので、私なりのレビュ...
殿部に疼痛を抱える患者さんって多くないですか? 梨状筋症候群は、その原因のひとつです。 そもそも梨状筋症候群とは、 (主に)梨状筋が固くなったり攣縮することで、その中を通る坐骨神経を締めつけ、神経痛や感覚障害、筋力低下を引き起こす疾患 を言います。 梨状筋と坐骨神経 梨状筋症候群の発生機序には、 ①持続的な股関節内...
梨状筋は、坐骨神経痛や非特異的腰痛の治療ターゲットになることが非常に多いです。 解剖学的肢位における梨状筋の作用は、股関節の外旋、伸展、外転であり、外旋が最も強い作用です。 ですが、、、 股関節の屈曲角度増加に伴い、外旋→内旋に作用が変わるという大きな特徴があります1)。 具体的には、 『股関節屈曲0°位では、外旋作用...
結帯動作の獲得に難渋していませんか? 肩関節拘縮のある患者さんを担当し、懸命な理学療法を続けた結果、見事に肩が上がるようになった! その時に、、、 「先生、肩は上がるようになったのですが、背中に回すとまだ痛いんです」 こういった症例を経験したことはないでしょうか? 結帯動作の制限は、肩関節疾患のラスボスとして君臨するこ...
🔻新・臨床WEBサービス「forPT ONLINE」無料体験実施中!🔻 姿勢評価は、理学療法士にとって必須のスキルのひとつです。 今回は、理想的な立位姿勢をご紹介します。 そもそも理想的な立位姿勢とは、 身体動揺が少ない 姿勢を乱すような重力の影響が最小 筋活動やエネルギー消費が最小 ...
膝の裏に痛みを抱える患者さんって多くないですか? 整形やスポーツ領域に携わる理学療法士なら多く経験するのではないでしょうか。 これは、いわゆる膝窩部痛と呼ばれるものです。 この膝窩部痛ですが、いったい何が痛いのかわかりますか? 膝窩には神経、血管、筋肉、靭帯、脂肪、骨、半月板、滑液、関節包など、たくさん詰まっています。...
非特異的腰痛の原因のひとつに、仙腸関節障害が挙げられます。 実際の臨床では、仙腸関節に問題を抱える患者さんはかなり多いです。 今回は、 これは仙腸関節障害による痛みだ! と判断するための評価方法についてご紹介します。 まず、仙腸関節障害を疑うのは、以下の部位に患者さんが痛みを訴えた時になります。 仙腸関節由来の疼痛10...