仙腸関節・骨盤 評価触診アライメント骨盤 骨盤帯の触診とアライメント評価 2024年10月31日 骨盤の触診と評価精度を高めるポイント 利き目の確認 目の優位性とは、片方の眼の視覚入力が他方の眼よりも優先される現象¹⁾をいいます。優位な眼で見る方が視覚情報の処理が優れている¹⁾との報告や、乱視の程度が低い²⁾との報告がみられます。 目の優位性を判断する方法は、1919年に紹介されたDolman Method³⁾(h... Rui/forPT
仙腸関節・骨盤 アライメント仙腸関節骨盤帯マルアライメント 骨盤帯の構造と偏位 2024年10月31日 骨盤の骨構造 骨盤は、寛骨(腸骨、恥骨、坐骨)、仙骨、尾骨で構成されます(図1〜3)。 図1 骨盤の前面(左)および後面(右) 図2 寛骨(腸骨・恥骨・坐骨) 図3 仙骨および尾骨 骨盤の骨ランドマーク 上前腸骨棘(Anterior superior iliac spine,以下ASIS)腸骨の前方で最も突出した部位で... Rui/forPT
体幹・腰部 アライメント姿勢腰椎椎間板ヘルニア相関 腰椎椎間板ヘルニアと姿勢・アライメント・可動域の関係 2024年10月30日 腰椎椎間板ヘルニアと姿勢・アライメント・可動域の関係 姿勢と椎間板内圧 脊柱屈曲位や荷物を持ち上げる動作は、椎間板内圧を上昇させます¹⁾(図1)。 図1 姿勢と椎間板内圧の関連1)より画像引用 腰椎アライメントと椎間板内圧 腰椎生理的前弯位に比べ腰椎屈曲位では椎間板内圧が高まる²⁾と報告されています(図2)。 図2 腰... Rui/forPT
肩関節 アライメント肩関節肩甲上腕関節胸鎖関節 肩関節の構造と機能 2024年1月14日 🔻新・臨床WEBサービス「forPT ONLINE」無料体験実施中!🔻 肩関節の構造と機能 肩関節は、解剖学的関節と機能学的関節に分類されます(図1)。 解剖学的関節には、肩甲上腕関節(狭義の肩関節)、胸鎖関節、肩鎖関節が挙げられます。 機能学的関節には、肩甲胸郭関節と第2肩関節が挙げら... Rui/forPT
肘・手関節 アライメント運動学肘関節肘角 肘関節の運動学とアライメント 2023年7月8日 肘関節の運動学 肘関節運動には、屈曲、伸展、前腕回内、前腕回外があります。 肘関節の運動軸¹⁾ 肘関節の屈伸軸は、上腕骨内側滑車を頂点として屈伸運動に伴って円錐状に変化します。矢状面でみると、外側側副靱帯付着部面上に分布します(図1)。 図1 肘関節屈伸の運動軸(右上肢前面)1)より画像引用 前腕回内・回外運動軸は、尺... Rui/forPT
体幹・腰部 理学療法リハビリ触診アライメント 骨盤荷重伝達障害の評価とアプローチまとめ⑤〜骨盤帯のアライメント評価、アプローチ、臨床動画〜 2023年2月19日 骨盤帯のアライメント評価 骨盤帯の非対称性(マルアライメント)が腰痛の原因になりうるとの報告¹⁾²⁾は散見されますが、エビデンスに関しては賛否両論です。実際の臨床では、骨盤帯のマルアライメント修正(左右差の減少)に対するアプローチによって腰痛などの症状が改善するケースもあるため、その評価方法についてご紹介します。 寛骨... Rui/forPT
体幹・腰部 理学療法評価アライメント胸郭 胸郭の理学療法まとめ④〜胸骨および胸郭アライメント評価、大胸筋の短縮テスト、胸骨下角のアライメント評価、後屈動作評価、呼吸評価〜 2023年2月15日 臨床における胸郭のアライメント評価や機能評価についてご紹介します。 胸骨および胸郭アライメント評価(前額面) 【胸骨側方傾斜の臨床評価】胸骨の側方傾斜を評価します。対象者の正面に位置し、胸骨の頸切痕と剣状突起に触れて前額面上の位置関係を観察します(図1)。目的に応じて、背臥位、座位、立位で評価します。 図1 胸骨の側方... Rui/forPT
姿勢 理学療法アライメント正常大腿骨 姿勢・アライメントの基準まとめ⑤〜大腿骨前捻角、膝蓋骨、下腿過外旋、距骨〜 2023年1月4日 大腿骨前捻角の臨床評価 大腿骨前捻角の臨床評価では、Craig’s Test(クレイグテスト)が広く使われています(図1)。 Craig's Testは、腹臥位にて大転子が側方に最も隆起する股関節内旋角度を測定します。正常値は、 約15〜20°¹⁾とされています。 図1 Craig Test(クレイグテスト)2)より画... Rui/forPT
姿勢 理学療法評価アライメント骨盤 姿勢・アライメントの基準まとめ④〜胸骨下角、骨盤前後傾、骨盤帯マルアライメント〜 2023年1月4日 胸骨下角のアライメント評価 胸骨下角とは、左右の下部肋骨のなす角度になります(図1)。正常では、70~90°(左右それぞれ35~45°)¹⁾²⁾とされています。 図1 胸骨下角のアライメント 胸骨下角の狭小は、75°以下とされ、外腹斜筋の過緊張や短縮が原因³⁾として挙げられています。 胸骨下角の拡大は、100°以上とさ... Rui/forPT
姿勢 理学療法評価アライメント肘関節 姿勢・アライメントの基準まとめ③〜上腕骨前方偏位、上腕骨上方偏位、肩甲骨、肘関節〜 2023年1月4日 上腕骨のアライメント評価 上腕骨前方偏位の臨床評価 上腕骨頭は通常、肩峰に対して上腕骨頭の直径が前方偏位1/3以内に位置する¹⁾²⁾とされています(図1)。 つまり、肩峰に対して、上腕骨頭の直径が1/3以上前方に位置する場合、前方偏位と判断されます。 図1 上腕骨前方偏位のアライメント評価 臨床では、肩峰の前方と後方、... Rui/forPT