股関節 歩行腸腰筋走行代償 腸腰筋の歩行と走行における働きと筋力低下を代償する筋群 2023年5月9日 歩行と走行における腸腰筋の働き 歩行における腸腰筋の働き 歩行において、腸腰筋全体では足底離地の前にはじまり遊脚初期まで筋活動が続く(立脚期後半〜遊脚期前半)¹⁾ことがわかっています(図1)。 図1 歩行周期における腸腰筋の働き また、毎秒2m以上の歩行速度になった場合、大腰筋と腸骨筋の活動がそれ以下の歩行速度と比較し... Rui/forPT
股関節 理学療法機能解剖学腸腰筋 腸腰筋の機能解剖学と役割 2023年5月8日 腸腰筋の機能解剖学 腸腰筋は、大腰筋、腸骨筋、小腰筋*の3筋で構成されます(図1)。✳︎小腰筋が確認できるのは約60〜65%の人のみ¹⁾とされています。 図1 腸腰筋 大腰筋²⁾起始: 浅層→第12胸椎から第1〜4腰椎の椎体および椎間板の側面 深層→第1〜5腰椎の肋骨突起停止:大腿骨の小転子作用:股関節屈... Rui/forPT
仙腸関節・骨盤 骨盤帯臨床評価ストークテスト 骨盤帯・股関節の臨床評価まとめ③〜片脚立位における骨盤帯の動きの評価、骨盤帯の臨床評価の実際〜 2023年4月28日 片脚立位における骨盤帯の動きの評価 片脚立位における骨盤内(仙腸関節)の動きを評価する方法として、ストークテスト(Gillet test、運動学的テスト)¹⁾²⁾³⁾があります。 【ストークテスト(図1、図2)】 図1 ストークテスト(図では荷重側の骨盤帯の動きを評価) 図2 ストークテスト(触診位置) 評価方法①対象... Rui/forPT
仙腸関節・骨盤 触診仙腸関節股関節外旋筋群 骨盤帯・股関節の臨床評価まとめ②〜仙腸関節を制動する筋肉および靭帯、股関節外旋筋群の機能解剖学〜 2023年4月28日 仙腸関節を制動する筋肉および靭帯 仙腸関節の運動を制御する筋肉および靱帯について以下に整理します。 ・ニューテーションを制御する筋肉および靭帯(図1) 図1 ニューテーションを制御する筋肉および靭帯 ニューテーションを制御する筋肉および靱帯・仙結節靭帯・仙棘靭帯・前仙腸靭帯(前上方繊維束、前下方繊維束)・大腿二頭筋 仙... Rui/forPT
仙腸関節・骨盤 運動学骨盤股関節構造 骨盤帯・股関節の臨床評価まとめ①〜骨盤帯の構造と運動〜 2023年4月28日 骨盤帯の構造と運動 骨盤帯の骨構造 骨盤帯は、仙骨、尾骨、寛骨で構成され、関節は左右の仙腸関節、恥骨結合、仙尾連結があります(図1)。 図1 骨盤帯の骨と関節 寛骨は、腸骨、恥骨、坐骨で構成されます(図2)。 図2 寛骨を構成する3つの骨 腸骨には、腹筋群(腹横筋、内腹斜筋、外腹斜筋)、背筋群(腰方形筋、腰腸肋筋、最長... Rui/forPT
肩関節 理学療法評価治療アプローチ 肩関節の理学療法まとめ③〜肩関節痛に対する治療的評価法(疼痛減弱テスト)〜 2023年2月19日 肩関節痛に対する治療的評価法 棘上筋誘導 【方法】 対象者には、一度肩関節挙上運動を行ってもらい肩甲骨運動の軌道を観察しておきます。 次に、検査者は後方に位置し片方の第2〜4指腹を検査側上肢の棘上筋に軽く圧をかけて当て、もう片方の手は肩甲骨の内側縁に当てます。 そして、検査者は棘上筋に触れている指腹で収縮方向に牽引をし... Rui/forPT
肩関節 理学療法評価肩関節可動域 肩関節の理学療法まとめ②〜大結節通路、制限因子〜 2023年2月19日 肩関節屈曲と外転の動作時痛に関する特徴の違い 肩関節屈曲と外転の動作時痛では、それぞれの特徴や原因の違いを押さえておきましょう。 具体的には、大結節の通路と制限因子の違いに着目します。 大結節の通路の違い 大結節の通路は、肩関節屈曲ではanterior path(前方路)、外転ではposterior-lateral p... Rui/forPT
肩関節 理学療法筋肉作用肩関節 肩関節の理学療法まとめ①〜肩関節屈曲・外転に作用する筋肉、上半身運動連鎖〜 2023年2月19日 肩関節屈曲動作に作用する筋肉 肩関節屈曲動作の主動作筋と拮抗筋は以下になります(図1)。 【肩関節屈曲動作の主動作筋】¹⁾²⁾³⁾・三角筋前部繊維・棘上筋・大胸筋鎖骨部・(烏口腕筋)・(上腕二頭筋長頭) 【肩関節屈曲動作の拮抗筋】¹⁾²⁾³⁾・三角筋後部繊維・大円筋・広背筋 図1 肩関節屈曲動作に関与する筋肉 (三角筋... Rui/forPT
体幹・腰部 理学療法リハビリ触診アライメント 骨盤荷重伝達障害の評価とアプローチまとめ⑤〜骨盤帯のアライメント評価、アプローチ、臨床動画〜 2023年2月19日 骨盤帯のアライメント評価 骨盤帯の非対称性(マルアライメント)が腰痛の原因になりうるとの報告¹⁾²⁾は散見されますが、エビデンスに関しては賛否両論です。実際の臨床では、骨盤帯のマルアライメント修正(左右差の減少)に対するアプローチによって腰痛などの症状が改善するケースもあるため、その評価方法についてご紹介します。 寛骨... Rui/forPT
体幹・腰部 骨盤荷重伝達障害の評価とアプローチまとめ④〜ASLRテストによる骨盤荷重伝達の評価〜 2023年2月18日 ASLRテストによる骨盤荷重伝達の評価 Lee¹⁾は、骨盤荷重伝達に関して、ASLRテスト実施の際に骨盤帯に圧縮力を加える位置を様々に変化させる評価法を提案しています。 骨盤帯への圧縮方向のバリエーション 骨盤帯に圧縮力を加える方向には、以下5つのバリエーションが挙げられます。 【ASLRテストにおける骨盤帯への圧縮方... Rui/forPT