骨盤帯は、上半身と下半身の繋ぎ目であり、体の土台です。 だから大事なんです。 ここでいう骨盤帯とは、左右の寛骨、仙骨、尾骨から構成される、いわゆる骨盤を指します。 骨盤帯には、仙骨と腸骨からなる仙腸関節と、2つの恥骨を繋ぐ恥骨結合、仙骨と尾骨からなる仙尾連結が存在します1)。 また、隣接する腰椎や股関節とは、運動学的...
Rui/forPT
理学療法士(PT)修士課程卒
総合病院、デイケア、脳神経外科病院で経験を積み、
整形外科クリニック勤務を機に情報発信を開始。
論文投稿歴あり
Rui/forPTの記事一覧
人気シリーズ「○○拘縮の評価と運動療法」の最新作を待ちわびていた理学療法士は多いのではないでしょうか? 運動と医学の出版社は、いまや大人気です。 さて早速、今作を買うべきかどうか ですが、 結論から言って、、、 買って損はしません! そう言えるのにはもちろん理由があります。(※本記事の作成者は決して運動と医学の出版...
仙腸関節で大事な運動は 4つ あります! それは、、、 ニューテーションカウンターニューテーションインフレアアウトフレア この4つの運動です1)。 ニューテーションとカウンターニューテーションについては、こちらにまとめています⏬⏬ https://forphysicaltherapist.c...
慢性腰痛のうち、約13%が仙腸関節痛です1)。 かつては、 不動の関節と呼ばれた仙腸関節も、 現在では、 腰痛治療の対象として重要な関節のひとつです。 運動範囲は、2°~4°未満の回転運動と1~2mmの並進運動であり、非常に小さいのが特徴です1)2)。 運動範囲が小さいために、三次元での動作解析は不十分な現状ではあ...
胸郭出口症候群に自信を持った理学療法を展開できていますか? 神経症状が絡むと、なんとなくつかみどころがなくて難しいし、とりあえず良い姿勢をとってもらおう! といった治療展開になっていませんでしょうか? 姿勢を修正することで、症状の改善が得られるケースはもちろんありますが、 それだけでは壁にぶち当たることもあります。 胸...
「力を抜いて下さい」ってよく患者さんに言ってませんか? そうは言っても、なかなか力みが抜けないのが患者さんですよね。 そもそも患者さんは、力が入っているという自覚が無いことも、よくあります。 セラピストがROMex.やストレッチを行うときには、すごくやっかいです。 この「力み」は、筋緊張の異常(亢進)と考えられます。 ...
梨状筋だけストレッチしていませんか? これは一例ですが、 梨状筋症候群の患者に対して、梨状筋のストレッチだけ行っても必ずしも良くはなりません。 梨状筋よりも下方にある内閉鎖筋や上・下双子筋で坐骨神経の圧迫を受けるケースもあります1)。 この場合は、内閉鎖筋や上・下双子筋にアプローチしなければ症状の改善は得られないのです...
体幹機能を評価するって難しくないですか? そもそもどう評価したら良いかわからない という理学療法士も多いのではないでしょうか。 体幹の評価方法には、 体幹筋持久力を評価する trunk flextionテスト や trunk extensionテスト、side bridgeテスト... 体幹安定性を評価する Sahrm...
本日発売された"五十肩の評価と運動療法"を待ちわびていた理学療法士は多いのではないでしょうか? "運動と医学の出版社"から刊行される本は、今や大人気です。 理学療法士なら手元に一冊はあるのではないでしょうか。 さて今回は、"五十肩の評価と運動療法"を購入する気まんまんで、さっそく本屋で手にとってみたので、私なりのレビュ...
殿部に疼痛を抱える患者さんって多くないですか? 梨状筋症候群は、その原因のひとつです。 そもそも梨状筋症候群とは、 (主に)梨状筋が固くなったり攣縮することで、その中を通る坐骨神経を締めつけ、神経痛や感覚障害、筋力低下を引き起こす疾患 を言います。 梨状筋と坐骨神経 梨状筋症候群の発生機序には、 ①持続的な股関節内...