理学療法

足底腱膜炎の理学療法①~チエックすべき4つの疼痛部位とは~

足底腱膜炎にとりあえず下腿三頭筋のストレッチをしていませんか?

足底腱膜炎には、4つ疼痛部位がありそれぞれ発生のメカニズムが異なります

そのため、アプローチ方法も変わってきます。

 

ではさっそくですが、、、

足底腱膜炎の4つの疼痛部位はこれらです!

 

・足底腱膜の踵骨付着部
・母趾外転筋付着部
・踵部筋膜支帯
・踵部脂肪体

それぞれの疼痛発生メカニズムは以下のとおりです。

 

足底腱膜の踵骨付着部

足底腱膜付着部

 

扁平足または凹足が原因と考えられます。扁平足では、足底腱膜の持続的な伸長ストレスが生じます。凹足では、外側足底腱膜の機能低下によって、内側足底腱膜への負荷が増大します。

 


母趾外転筋付着部

母趾外転筋付着部

 

外側縦アーチ低下に伴う、動作時の過剰な足部回内運動によって母趾外転筋へ過剰な伸長ストレスが生じます。

 


踵部筋膜支帯

踵部筋膜支帯部

 

ハムストリングス下腿三頭筋足底腱膜筋筋膜連結のタイトネスに起因します。

 


踵部脂肪体

踵部脂肪体

 

足底腱膜付着部踵部筋膜支帯の炎症に伴い、周辺組織である踵部脂肪体に炎症が波及します。また、後方重心踵部荷重優位となることも、直接的な外力によって疼痛を生じる原因と考えられます。

これらのうち、どこに疼痛があるのか触診をするだけでなく、

どの動作で疼痛が出現するか聴取するのが良いです。

 

例えば、、、

 

歩行時であれば、

heel contact(踵接地)のタイミングなのか
それともheel off(踵離地)のタイミングなのか

 

それによって、

heel contactであれば直接的な踵部への外力が影響しているかな
heel offであれば足底腱膜への伸長ストレスが影響しているかな

臨床推論を進めていくことができます。

当たり前ですが、原因が異なれば行うアプローチ方法も変わってきます。

扁平足が原因なら、その扁平足を引き起こしているのは、可動性の問題なのか、筋機能不全によるのか、組織間の滑走性やタイトネスが問題かなど、さらに評価を進めて治療(リハビリ)のターゲットをみつけていきます。

まずは、足底腱膜炎を引き起こす原因にはどんなものがあるのか知っていただければと思います。

 

考えられる原因の引き出しが多いと、何を評価をしていけばいいかがわかってくるので、単調な下腿三頭筋のストレッチという選択で終わることがなくなるはずです。

 

臨床も楽しく臨んでいけると思います。

情報は随時更新していきます。

 

参考・引用文献
1)青木治人:スポーツリハビリテーションの臨床.株式会社メディカル・サイエンス・インターナショナル,2019.
2)林典雄:関節機能解剖学に基づく整形外科運動療法ナビゲーション 下肢 第2版.株式会社メディカルビュー社,2015.
3)工藤慎太郎:運動器障害の「なぜ?」がわかる評価戦略.株式会社医学書院,2018.

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