体幹・腰部 筋肉触診作用起始停止 腹部の筋肉の起始停止・作用・支配神経 2024年8月28日 腹部の筋肉(触診あり) 内腹斜筋 起始:胸腰筋膜深葉、腸骨稜の前3分の2、上前腸骨棘 鼡径靱帯の外側2分の1停止:第10~12肋骨の下縁作用:腹部臓器の圧迫と保持、体幹の屈曲と同側回旋支配神経:肋間神経(T8-T12)、腸骨下腹神経、腸骨鼠径神経 内腹斜筋横行下部繊維は、仙腸関節に剪断しようとする働きが生じる場合、... Rui/forPT
体幹・腰部 筋肉作用起始停止支配神経 背部の筋肉の起始停止・作用・支配神経 2024年8月28日 脊柱(背部)の筋肉(触診あり) 頭板状筋 起始:項靱带、第4頚椎~第3胸椎の棘突起停止:乳樣突起、上項線外側3分の1作用: 両側:頭部の伸展、片側:頭部の側屈と同側回旋支配神経:中位の頚神経の後枝 頸板状筋 起始:第3頚椎~第6胸椎の棘突起停止:第1,2頚椎横突起作用: 両側:頭部の伸展、片側:頭部の側屈と同側回旋支配... Rui/forPT
頚部 筋肉作用起始停止支配神経 頸部の筋肉の起始停止・作用・支配神経 2024年8月28日 頸部前面・外側の筋肉 外側頭直筋 起始:環椎横突起停止:後頭骨頚静脈突起の下面作用:頭部の同側への側屈支配神経:第1頚神経前枝 前頭直筋 起始:環椎外側塊停止:後頭骨底部作用:頭部の屈曲支配神経:第1頚神経前枝 頸長筋 起始: 垂直部: 第5頚椎~第7頚椎および第1~3胸椎の椎体前面 下斜部: 第1~3胸椎の椎体前面 ... Rui/forPT
頚部 筋肉作用起始停止支配神経 表情筋および咀嚼筋の起始停止・作用・支配神経 2024年8月28日 表情筋 オトガイ筋 起始:下顎骨の前面停止:オトガイ部の皮膚作用:下唇の挙上と前方への突出支配神経:顔面神経下顎縁枝 下唇下制筋 起始:下顎骨停止:下唇に対する皮膚作用:下唇の下制と外側への牽引支配神経:顔面神経下顎縁枝と頬筋枝 眼輪筋 起始:眼窩内側縁停止:眼窩周囲の皮膚作用:閉眼支配神経:顔面神経 頬筋 起始:上顎... Rui/forPT
動作・歩行 動作分析バイオメカニクス前屈 立位前屈動作のバイオメカニクスと動作分析 2024年7月31日 立位前屈動作の評価意義 立位前屈動作は、臨床において多用されます。 主な目的としては、下肢後面(ハムストリングスなど)の柔軟性評価、脊柱の可動性評価¹⁾、腰背部痛の疼痛再現などが挙げられます。 評価手段として、指先と床との距離を測定する指床間距離(finger floor distance;以下FFD)が挙げられますが... Rui/forPT
動作・歩行 距骨下関節運動と多関節運動連鎖 2024年7月31日 距骨下関節運動と上行性運動連鎖 距骨下関節回内・回外運動に伴う脛骨回旋¹⁾(図1) 距骨下関節の回内運動に伴い、脛骨は内旋します。距骨下関節の回外運動に伴い、脛骨は外旋します。 図1 距骨下関節回内・回外運動に伴う脛骨回旋1)より画像引用 距骨下関節回内運動の上行性運動連鎖 立位で距骨下関節回内運動をすると、脛骨と大腿... Rui/forPT
体幹・腰部 骨盤運動連鎖下行性上行性 骨盤運動と多関節運動連鎖 2024年7月31日 骨盤運動と下行性運動連鎖 骨盤前傾の下行性運動連鎖 立位で骨盤を前傾すると、大腿骨と脛骨はともに後方・内側・内旋方向に動き、結果として、股関節屈曲・内転・内旋、膝関節伸展・外反・外旋、足関節底屈・回内(外がえし)、前足部回外(内がえし)の順で運動連鎖が起こります¹⁾(図1)。動きとしては、大腿骨が脛骨よりも大きくなり、... Rui/forPT
動作・歩行 運動連鎖定義運動連鎖不全 運動連鎖と運動連鎖不全 2024年7月28日 運動連鎖とは 1955年にSteindler¹⁾²⁾は「ある関節で運動が生じると、その運動の影響が隣接関節に波及すること」を運動連鎖(kinetic chain)として発表しました。 運動連鎖の言葉の由来される英語には、kinetic chainとkinematic chainの2つ³⁾挙げられています。 一般的に使わ... Rui/forPT
肩関節 肩関節運動学上腕骨肩甲骨 上肢挙上動作の運動学 2024年7月28日 上肢挙上動作の運動学 上肢挙上動作時の上腕骨運動 挙上動作時、上腕骨は挙上していくにつれて外旋角度が増加していきます(図1)。 図1 挙上動作時の上腕骨運動 挙上角度90°では、肩甲骨面および外転が屈曲よりも外旋角度が大きく、挙上角度120°では、屈曲が外転よりも外旋角度が大きいと報告¹⁾されています。 一方で、屈曲... Rui/forPT
動作・歩行 理学療法士歩行分析臨床 臨床歩行分析の知識と実践 2024年7月23日 実践的な歩行の知識 歩行の機能的単位 歩行の機能的単位¹⁾として、パッセンジャー(乗客;上半身と骨盤)とロコモーター(機関車;骨盤と下半身)が挙げられます(図1)。 図1 歩行の機能的単位と役割 パッセンジャーは、全身質量の約70%を占め、その役割は自らの姿勢を保つことです。アライメントが重要になります。 ロコモーター... Rui/forPT