肘関節の触診と評価アプローチ

肘関節の触診

上腕骨内側上顆および外側上顆の触診

上腕骨内側上顆および外側上顆は、上腕の遠位部を把持した際に最も内・外側に隆起している部位になります。

上腕骨内側上顆と外側上顆を触診してみましょう🎥

https://www.youtube.com/watch?v=gGHC7ddydI0

橈骨頭および腕橈関節の触診

橈骨頭および腕橈関節は、上腕骨内側上顆の1〜2横指下方で触れることができます。

橈骨頭と腕橈関節を触診してみましょう🎥

https://www.youtube.com/watch?v=SyX55cB5BNY

上腕筋の触診

上腕筋は、上腕二頭筋の深部に位置します。上腕骨遠位部の内外側を把持した状態で前腕回内位での肘関節屈曲運動を行うことで筋収縮に伴う上腕筋の膨隆を触知することができます。

上腕筋を触診してみましょう🎥

https://www.youtube.com/watch?v=1QtbdwGlETE

腕橈骨筋の触診

腕橈骨筋は、前腕回内外中間位で肘関節屈曲に対して手関節近位(橈骨部)に徒手抵抗をかけることで筋腹を確認することができます。手関節の橈屈を伴う場合は、長橈側手根伸筋の筋腹が含まれる¹⁾ため、徒手抵抗をかける際には、手関節を跨がないように注意しましょう。

腕橈骨筋の筋収縮を確認してみましょう🎥

https://www.youtube.com/watch?v=4jIpAj1lBG8

長橈側手根伸筋の触診

長橈側手根伸筋は、上肢外側からみると腕橈骨筋の後方に位置します。手関節の橈屈・背屈、肘関節の屈曲作用があります。また、長橈側手根伸筋が若干の前腕回内作用を有する²⁾こと(短橈側手根伸筋にはない)、短橈側手根伸筋より橈屈作用が大きい¹⁾ことから短橈側手根伸筋との鑑別を行えます。

長橈側手根伸筋の筋収縮を確認してみましょう🎥

https://www.youtube.com/watch?v=cokN9G9nPoo

短橈側手根伸筋の触診

短橈側手根伸筋は、上肢外側からみると長橈側手根伸筋の後方に位置します。手関節の橈屈・背屈作用があります。橈屈・背屈作用はともに長橈側手根伸筋より小さいです。

短橈側手根伸筋の筋収縮を確認してみましょう🎥

https://www.youtube.com/watch?v=hdbfI1fugmc

円回内筋の触診

円回内筋は、前腕屈筋群の中で最も橈側(外側)に位置しています。上腕二頭筋腱の停止部よりやや内下方に触れた状態で、肘関節屈曲位での前腕回内運動を行うことで円回内筋の収縮を触知することができます。

円回内筋の筋収縮を確認してみましょう🎥

https://www.youtube.com/watch?v=XA5vAPjjfs0

尺側手根屈筋の触診

尺側手根屈筋は、前腕近位部で最も内側に位置しています。豆状骨と上腕骨内側上顆を近づけるように手関節掌屈かつ尺屈運動を行うことで、筋収縮を触知することができます。

尺側手根屈筋の筋収縮を確認してみましょう🎥

https://www.youtube.com/watch?v=cU1PP37AX_c

肘関節痛の理学療法評価

肘関節痛に対する疼痛部位別の局所的な理学療法評価項目を以下に列挙します。

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