人は誰しもストレスを抱えて生きていると思います。
その中でも、"ストレスを感じやすいことに悩む方"におすすめしたいのが
【反応しない練習】という本です。
つい先日、オリエンタルラジオの中田敦彦さんが自身のYouTubeチャンネル『中田敦彦のYouTube大学』で紹介したことでまた、話題となっています⏬
私も"ストレスを感じやすいことに悩む一人"だったわけですが、この本を読んでからは、本当に多くのストレスから解放されました。
この本の最大の魅力は、ストレスを感じない(悩まない)ために必要な思考過程だけでなく、具体的な方法や行動のとり方が説明されていることです。
自分のその悩みが「なんで生じているのか」をしっかりと理解して「どう処理すれば良いのか」その術を知ることで、自分の心を救うことが出来ます。
仏教=ブッダの考え方をもとにした本ですが、決して宗教くさいものではなく、また決して小難しい読みものでもありません。国語や社会科が大の苦手な私が気張らずに読めた本なので安心して手に取ってみて欲しいです。
ここからは、理学療法士である私がこの本を手に取るに至った経緯をお話させていただきます。
現在は、整形外科クリニックに常勤で働いていますが、新人時代は大学院に通いながら、アルバイトで総合病院とデイケア、整形クリニック(現在とは異なる)を掛け持ちしていました。
この時のアルバイトでの主な仕事は、休みの常勤理学療法士が担当する患者さんの代行リハビリでした。
毎回はじめましてとなる患者さんが多い中で、信頼を寄せる担当理学療法士の代わりで来る私に対して不信感を態度で示す方も結構いました。(当然といえば当然かもですが)
他にも、セラピストであれば誰しも経験するであろうリハ拒否にも悩まされていました。
もともと人に否定されることや嫌な態度をとられることに慣れておらず、例え患者さんからしたらリハビリに対する拒否であったとしても、自分自信を否定されているような気持ちになり、そのショックを後に引きずることが多かったです。
その積み重ねがストレスとなり、大学院と両立させていくことにも疲弊していました。
そんな時に思ったのが、
いちいち感じなくてもいいようなストレスをなんとかしたいな
でした。
これをパートナーに相談したところ、メンタルケアやカウンセリングに詳しい職場の先輩に聞いてくれて『反応しない練習』を読んでみたらと勧めてもらいました。
読んでみるとわかるのが、自分にはもともとどんな欲求があって、その欲求に対してこのストレス反応がでているんだなとか、さっき感じたストレスをまだ頭の中で無駄に引きずっているな、などと自分を客観的に捉えられるようになりました。
そうすることで、日々の生活や仕事で感じるストレスを半減は出来ていると実感しています。
以上が本書を手に取るようになった経緯と理学療法士新人時代の実体験になります。
うまく自分の感情をコントロールしていきたい方には本当におススメの一冊です。
ぜひ抱えなくてもよいストレスから解放されるのを感じてみてください。