足関節の理学療法まとめ③〜leg heel angle、後足部角、feiss line、後足部のアライメントタイプ〜

足部の評価指標

leg heel angle(下腿踵骨角)

leg heel angle(下腿踵骨角)は、下腿の二等分線(またはアキレス腱の延長線)と踵骨の二等分線がなす角度です(図1)。

図1 leg heel angle

距骨下関節の回内・回外の程度を反映していると考えられています。ただし、leg heel angle単独ではなく、FPI-6のように、その他の指標と複合的に判断した方が間違いが少ないです。

leg heel angleの正常範囲は、3〜5°¹⁾、2〜8°²⁾回内などと報告されています。

後足部角

後足部角は、前額面状における床面への垂直線と踵骨の二等分線がなす角度です(図2)。

図2 後足部角

踵の内反は距骨下関節回外を、踵の外反は距骨下関節回内を反映していると考えられています。ただし、回内足であっても後足部角内反の場合もあるため、leg heel angleと同様に単独評価ではなく、その他の指標と複合的に判断した方が間違いが少ないです(後述する後足部のアライメントタイプ参照)。

後足部角の正常範囲は、-5°〜5°とされています。

feiss line(フェイスライン)の評価

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。 ログインは【こちら】. 新規会員登録は【こちら】