股関節の理学療法まとめ⑤〜股関節運動のend feelと緊張する組織、ポジションの違いで作用が変化する筋肉〜

股関節運動のend feelと緊張する組織

他動的な股関節運動のend feelで緊張する組織を以下に挙げます(図1)。

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図1 他動的な股関節運動のend feelで緊張する組織一覧
1、2)を参考に作成

上記は、解剖学的肢位から各運動方向に動かした時のend feelになります。

梨状筋が股関節屈曲60°位から外旋→内旋作用に転じるように、股関節のポジションによって作用が変化する筋肉もあるため注意が必要です。(作用が逆転するということは、その筋肉が伸長される方向も逆転します)

股関節のポジションの違いで作用が変化する筋肉

股関節のポジションの違いで作用が変化する筋肉を以下に列挙します(図2)。

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図2 股関節のポジションの違いで作用が変化する筋肉の一覧
3、4)を参考に作成

股関節における靭帯の伸長と不安定性の関連

股関節不安定性を有する症例では、関節包と繋がる靭帯を伸長させることで不安定性を助長してしまう恐れがあります。

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