歩行分析の基礎まとめ②〜ロッカー機能、下肢モーメント(筋活動)、異常パターン〜

正常歩行にみる3つのロッカー機能

heel rocker

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heel rockerは、を回転軸の中心とした制御機構です。その役割は、IC~LRでの重心の落下に対する衝撃吸収です。主に前脛骨筋大腿四頭筋遠心性収縮によって制御されます。

ankle rocker

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ankle rockerは、足関節を回転軸の中心とした制御機構です。その役割は、重心を上昇させるためのアクセル前方への回転に対するブレーキです。前方への回転に対するブレーキは、主にヒラメ筋の遠心性収縮によって制御されます。

forefoot rocker

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forefoot rockerは、回転軸の中心を足関節からMTP関節へ移動させて行う制御機構です。その役割は、前方への強い推進力重心の下降を緩やかにする(ステップ長の確保)ことです。強力な腓腹筋の筋力が必要であり、最大筋力の60~80%を使っている²⁾とされています。

歩行周期における股関節のモーメントと筋活動

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