【拘縮シリーズ】股関節拘縮の評価と運動療法は買うべきか?

人気シリーズ「○○拘縮の評価と運動療法」の最新作を待ちわびていた理学療法士は多いのではないでしょうか?

 
運動と医学の出版社
は、いまや大人気です。

さて早速、今作を買うべきかどうか ですが、

結論から言って、、、

 

買って損はしません!

そう言えるのにはもちろん理由があります。
(※本記事の作成者は決して運動と医学の出版社の回し者ではありません)

私がオススメしたい 一番の理由 は、

 

かゆいところに手の届く本 だからです。

 

具体的には、

  • 股関節角度(肢位)に応じた筋の作用
  • 股関節および骨盤帯に付着する靱帯の役割
  • 骨盤の前後傾と股関節痛との関連
  • (大腿直筋の反回頭(臼蓋上縁につながる線維)の解剖学やバイオメカニクス)

 

これらの情報がわかりやすく載っています。

専門書をよく手に取る理学療法士なら共感いただけるかもしれませんが、

実はこれまでの日本の書籍では、この事が詳しく載っていないのです!

そのため、各書籍から少しずつ情報を集めたり、英文献を読み漁る必要がありました。

もちろん今述べたことが、情報のすべてではありません。

以下、本書の目次になります。

第1章 骨盤・股関節の機能解剖
 1.直立二足歩行への進化
 2.股関節の表面解剖
 3.骨形態
 4.関節包と関節包靭帯
 5.筋
 6.神経系
 7.血管系
第2章 股関節のバイオメカニクス
 1.股関節の運動
 2.関節の潤滑機構
 3.寛骨臼関節唇の構造と力学的特徴
 4.代表的なX線学的指標
 5.股関節に作用する力
第3章 股関節周辺組織の拘縮に由来する疼痛の評価
 1.関節の痛みに関する基本的な考え方
 2.疼痛の評価
 3.Hip-spine syndrome
  1.骨盤前傾に起因する股関節痛
   a.屈曲拘縮の原因となる軟部組織
   b.椎間関節障害に伴う股関節痛
   c.仙腸関節障害に伴う股関節痛
  2.骨盤後傾に起因する股関節痛
 4.拘縮に由来する股関節痛
 5.絞扼性神経障害
第4章 股関節拘縮の評価と治療
 1.股関節の関節可動域
 2.関節可動域制限(拘縮)の基礎知識
 3.関節可動域制限の評価と治療
第5章 異常歩行(跛行)の評価と治療
 1.正常歩行の運動学
 2.関節可動域制限が原因となる異常歩行
 3.異常歩行(跛行)の評価
 4.歩行障害に対する運動療法
第6章 股関節疾患に対する評価と運動療法
 1.大腿骨近位部骨折
 2.股関節脱臼骨、寛骨臼骨折
 3.変形性股関節症
 4.大腿骨寛骨臼インピンジメント(FAI)

以上、運動と医学の出版社商品購入ページから引用

これだけの情報が一冊に集約されています。

出版社が売りにしている「この一冊で股関節のすべてがわかる!!」というのも、なかなか納得のできる内容となっています。

ただし、、、

最新の知見は載っていません。

そのため、経験豊富な理学療法士や股関節について一通り学習済みの方にとっては、既存の知識 だと思います。

股関節治療に悩んでいる
股関節への理解をこれから深めていきたい

 

という方には、非常に有益な本だと思います。

ぜひ一度手に取ってみて下さい。

(何度も言いますが、決して運動と医学の出版社とのつながりはありません)


股関節拘縮の評価と運動療法 (運動と医学の出版社の臨床家シリーズ) [ 熊谷 匡晃 ]

 

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