仙腸関節の運動学~インフレアとアウトフレア~

仙腸関節で大事な運動は 4つ あります!

それは、、、

ニューテーション
カウンターニューテーション
インフレア
アウトフレア

この4つの運動です1)

ニューテーションカウンターニューテーションについては、こちらにまとめています⏬⏬

https://forphysicaltherapist.com/post-171/

 

今回は、インフレアアウトフレアについてご紹介します。

それではさっそく、、、

 

インフレア

 

水平面上で、寛骨が内方へ回旋する運動をいいます。この時、ASIS(上前腸骨棘)は内側へ、PSIS(上後腸骨棘)は外側へ偏位します。

 

アウトフレア

 

水平面上で、寛骨が外方へ回旋する運動をいいます。この時、ASIS(上前腸骨棘)は外側へ、PSIS(上後腸骨棘)は内側へ偏位します。

インフレアとアウトフレアは単独の運動として起こることはないとされています。

インフレアでは、

矢状面上での寛骨の前方回旋(前傾)

アウトフレアでは、

矢状面上での寛骨の後方回旋(後傾)

との複合運動で生じると考えられています2)

これらの複合運動は、臨床で骨盤帯のアライメントを評価するうえで非常に大事な知識となります。

仙腸関節の運動学を知っておくべき理由については、上述のニューテーションとカウンターニューテーションの記事に記載しております。

次回、骨盤帯のアライメント評価や仙腸関節を制動する靱帯・筋についてまとめていきたいと思います。

情報は随時更新していきます。

 

参考・引用文献
1)林典雄:関節機能解剖学に基づく 整形外科運動療法ナビゲーション 上肢・体幹 改訂第2版.株式会社メディカルビュー社,2014.
2)John Gibbons:骨盤と仙腸関節の機能解剖 骨盤帯を整えるリアラインアプローチ,株式会社医道の日本社,2019.

 

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